SoftEtherVPNを使おう!① ~サーバーインストール
SoftEtherVPN( https://ja.softether.org/ )はソフトイーサ株式会社の「PacketiX VPN 4.0」に相当するフリーバージョンのVPN ソフトウェアであり、無償使用できて複数プラットフォームおよびVPNプロトコルに対応しています
とても簡単に環境構築ができて使い勝手もよく、実務に耐えられる性能を持ったVPNソフトウェアですので、VPN導入をお考えの際はぜひ候補の一つに挙げて頂ければと思います。ここではWindows環境におけるSoftEtherVPNの構築手順についてご紹介します
SoftEtherVPNはソフトウェアVPNですので、まずはサーバ機となるPCにサーバソフトをインストールする必要があります
① SoftEtherVPNのダウンロードサイトへアクセスします
https://www.softether-download.com/ja.aspx?product=softether
② 以下画像の通りに選択してファイルをダウンロードします
※安定性を求められる環境においては「RTM」バージョンの使用が推奨されています
RTMはビルド番号の後ろが「rtm」となっていますので必要に応じて選択下さい
自分が導入した限りでは「beta」でも問題が出たことはないですが、、

③ ダウンロードしたファイルを実行してインストールを行います
インストールは全て「次へ」を選択して完了させます
④ 「SoftEtherVPNサーバ管理」アイコンが作成されますので起動します
⑤ 「接続」を選択します
⑥ ログインするための管理パスワード設定画面になりますのでパスワードを設定します
⑦ 「SoftEther VPN Server/Bridge簡易セットアップ」画面になりますので何も設定せずに
右下の「閉じる」を選択します
⑧ IPsecの設定について質問されますが「いいえ」を選択します

⑨ 「仮想HUBの作成」を選択します

⑩ 「仮想HUB名」と「パスワード」を設定して「OK」を選択します

⑪ 「DEFAULT」は必要ないので削除します
※⑩で新しく仮想HUBを作成せずに「DEFAULT」を使ってもよいですが、
仮想HUBの名前は使用環境に合わせたものにしておくことをお薦めします

⑫ 「ローカルブリッジ接続」を選択します

⑬ 「仮想HUB」欄より⑩で作成した仮想HUBを選択し、「LANカード」欄より、VPN通信に使用するLANカード(SoftEther VPNをインストールしたPCの有線LANカード。複数ある場合は基本的にインターネット接続に使用しているLANカード)を選択した上で「ローカルブリッジを追加」を選択します。するとリストにブリッジ設定が追加されますので、「状態」欄が「動作中」になることを確認します
※「状態」がエラーになった場合はPCを再起動します

サーバのインストールはこちらで完了です